「その仕組みを知った場合、選択肢は四つある」とK氏は、発言している。一つ目はジョルダーノのポロシャツを仕入れる。二つめはリミテッドのポロシャツを仕入れる。三つ目はジョルダーノのような商品づくりをめざす。四つ目はリミテッドのような商品づくりをめざす。当初の予定どおりなら、一つ目を選択していたはずだ。それをやめ、三番目をめざす。このころはバブルの時代であり、四番目の選択肢もありえた。あるいは、低価格でも価格を若干、上方修正することも考えられた。つまり、Yの選択基準は、気軽に買える安さが柱になっていたということだ」「香港の人々は、地元に市場がないから繊維製品も世界中に売っています。ぼくは彼らから商売に国境がないことを学んだ。それに彼らが製造業をしながら販売業もやっているのを見て、製造と販売という境もないことを学びました」