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受験を攻略する実践的なポイント

基本書となるテキストの読み方には、大きく分けて2通りあります。1つは、最初からページ順に、テキストの論理的な説明に沿って読んでいくやり方で、これを私は「演鐸的な読み方」と呼んでいました。数学の問題を、論理を積み重ねて解いていくように、基本書の記述の順序に沿って読んでいく方法です。多くの受験生は、このようにしてテキストを読んでいると思われます。もちろん、基本書のいちばん最初からだけでなく、「第2章から」とか「第3章から」といったように、途中から始めて順次読んでいくのも、この「演鐸的読み方」に当たります。その一方で、受験生が案外忘れがちな、あるいはやっていないのが、「帰納的な読み方」です。これは、「問題を解いているときや、模試の復習をしているときに、基本書の該当箇所に戻る」という読み方です。要するに、問題や試験と基本書を、マメに照らし合わせることによって密接にリンクさせ、理解や記憶を深めようという読み方です。(お断りしておきますが、ここで用いた「演鐸的」「帰納的」という言葉は、あくまでイメージを伝えるための表現で、論理学の「演鐸法」「帰納法」とは別のものです)私が強くお勧めしたいのは、この「帰納的読み方」です。受験生はどうしても、「問題集を解いたら、解答と解説を見て終わり」「模試を受験しても、せいぜい解説を読んで終わり」になりがちでしょう。しかし、それはとてももったいないことです。問題をやっていて、仮に正解にたどり着けたとしても、少しでも理解があやふやだったり、間違っていたりした場合は、必ず基本書の説明をチェックしましょう。これが、常に基本書に帰っていく「帰納的な読み方」なのです。基本書にしっかり書いてあったのに、問題ができなかった場合は、「基本書の読み込み不足」です。あるいは、その内容がそもそも基本書に書いてなかった場合は、新たな情報として基本書に書き込むことができます。

高校入試制度

高校入試制度は、2002年の教育改革をきっかけに、少しずつ変わっていくことが予想される。現在以上に内申書が重要視され、実際の入学試験は受けないで、内申書だけで合否が決まる、推薦制度が多く取り入れられると思われる。都立の場合は、まだ二割以下の割合だが、それが五割近くになる可能性がある。単願推薦などを採り入れ、定員の五割近くを入学試験なしで決めてしまう私立高校も増えてくるに違いない。さらに、内申書も必要ない入試制度が実現しそうだ。それは面接と作文(自己推薦のようなもの)だけで合否を決めてもよいという制度である。実質的には無試験制度と同じと思ってよい。このような現象を、高校入試の規制緩和と言っているが、この先十年の問に高校入試制度は緩和され、入学が簡単になっていくことは間違いないだろう。しかし、面接と作文だけ、といったような、実質的には無試験に近い入試制度を日本で採り入れるのは、時期尚早である。なぜならば、そのような入試を行う学校には、学力の低い中学生が集まる可能性が高いからだ。

受験勉強をはじめる時期はいつがよい?

「受験勉強をはじめる時期は、いつが一番よいのか」。このような質問をよく受けます。個人差もあって難しいが発達心理学では、小学校三、四年生になると、抽象概念が芽生えます。学校ではこの時期に、分数や割り算を習うことになっています。この「時期」に子供の学習意欲を左右しかねない、ちょっとした問題があるのです。同じ学年でも、早生まれは「年齢(最大一歳違い)による差」が出る場合があるのです。そのことが、分数と割り算を習う時期と重なり算数嫌いになる児童がかなり多いのです。受験に限らず、この時期から親がしっかり勉強を見てあげる必要があります。仕事の関係などで無理な場合は、塾や家庭教師、兄姉に託して指導し、算数嫌いにさせないことが肝心です。中学生では英語です。一年の後期から急に英文法が難しくなるので、同じように多数の生徒が英語嫌いになる時期なので要注意です。